理系大学院生向けの就職活動での推薦応募を解説!有効活用しよう
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みなさん、こんにちは。
としさん(@su108006)です。
就職活動を控える理系大学院生の方にはとくに知っておいてほしい制度である推薦応募について書いてみます。
文系か理系か迷っている人や理系の学部生にもぜひ読んで欲しいですね。
理系の推薦応募とは
文系にはほとんどないようですが、理系には推薦応募という素晴らしい制度があります。
理系はニッチな研究に特化していることもしばしばあり、ピンポイントで、ある研究室の学生がほしいというパターンや、特定の大学の学生がほしいというパターンなどがあります。
推薦応募は内々定に拘束力がある一方で、一般応募に比べると格段に内々定までこぎつける確率が高いです。
希望の企業があれば、使うにこしたことはありませんね!
ちなみにここ5年の僕の学科の内定者のうち、全体に占める推薦応募の割合は5~7割でした。(偶然資料見つけました)
率直な感想、「意外と多い!」でした。
もっと一般応募が多いイメージでしたが。半分以上は推薦応募とは。
では続いて、簡単に推薦応募について説明します。
推薦応募の種類
学科の推薦
これが一般的によく聞くやつですね。
学内で希望者がいれば学校推薦として扱われるものです。
正直、会社によって推薦の威力はピンきりです。
ある会社は推薦応募は一般応募に毛が生えた程度のところもあれば、別の会社では推薦さえ取れればほぼ合格みたいなところも実際問題あります。
これはある程度インターネットで調べたりできるので、貴重な推薦はできるだけ推薦の効力の大きいところに使うべきです!
ひどいところなんてES免除のみであとは実力みたいな推薦もあります。
よほどの第一志望でもない限り、出すだけもったいないとは思います。
研究室の推薦
共同研究先、教授の所属学会や仲の良い会社など出処はさまざまですが、大々的に募集がかかっていないものはこちらに分類できます。
威力は非常に大きいです。
直接研究室もしくは特定の教授のみを通じて来る話なわけですから、 その研究室の学生がピンポイントでほしいわけです。
普通に考えて内定率は高いです。
ただ、これはある程度は運も必要なのでなかなか配属以前からそういった情報をつかむのは難しいかと思います。
共同研究先であるとか、卒業生が人事にいるとかそういうパターンですかね、あるとすれば。
研究室選びの参考に
あくまでひとつの材料ですが、研究室見学に行った際にでも先輩に、 就職先はどういったところが多いのか、
研究室推薦はぶっちゃけあるのかなど聞いてみるのが一番早いです。
研究室選びの時によく「就職先はどんなところがありますか?」と聞かれます。
今になって考えると、もう一歩踏み込んで「研究室からの個別推薦はありますか?あるなら、どういったところに行けますか?」 と踏み込んだ質問をしてみるべきです。
将来の勤め先まで少しは見据えて研究室も選ぶことをおすすめします。
研究内容なんて企業に入れば関係ないとよく聞きます。
これにはほとんど賛成です。
就職活動にも同じです。
有機合成をやっていようが有機デバイスをやっていようが触媒開発をやってようが、有機という枠組みであれば、ほとんど大差はありません。
ですが大枠くらいは関係大ありです。
たとえば化学で例えると、無機化学を専門にやっていた人がいきなり有機化学の枠で採用されるなんてことはよほどのことがない限りありません。
人事の目にとまるくらい魅力的な人なら別でしょうが。
ですので自分の将来の大枠くらいは研究室選び、むしろ大学の学部選びの段階から考えられる人は考えておくといいでしょう。
話がそれましたね。
推薦応募の注意事項
メリットばかり言っていてもあれなので、 思いつくデメリットを列挙してみました。
- 内々定まで出るとほぼ断れない
会社側としては他社に逃げられないための優遇策なので当然っちゃ当然ですね
推薦の中でも会社によって扱いにランクがある
推薦応募は基本は1人ひとつずつ
さいごに
僕はいつも思っていることですが、何でも使えるものは運でも実力でもコネでも貪欲に活用しましょう!
あと、世間一般に名のしれた会社がいい会社とは限りません。
有名でなくともいい会社なんて、いくらでもあります。
くれぐれもお忘れなきよう。